目次
オカメインコ用ケージ(鳥カゴ)として一般的なのは、46センチ四方の四角い金網のケージです。
手乗り用として、家の形をした複雑な形状の鳥カゴも売っているようです。でも、入り組んだ部分が多いほど、狭い思いをさせてしまうことになります。
また、オカメインコは中型インコですので、セキセイインコ用の金網の間隔が狭いものでなく、指が入るぐらい広い間隔の網がよいでしょう。
ケージの金網がピンクやブルーのパステルカラーのものについて、書籍などでは、こんな記述がよく見られます。
「かじるのが大好きなオカメインコたちがカラー塗料を微量ずつ飲み込んでしまいので危険」
しかし、ケージ製造の最大手である豊栄金属工業株式会社さん(「HOEI」のロゴマークでおなじみ)によれば、有害な材料は使っていないとのこと。
なので、飲み込んでも大丈夫なんですが、それでも、はがれた破片をのどにつまらせるという危険性も残っていますので、ケージのコンディションも日々チェックしておかなければいけませんね。
止まり木は、プラスチック製のものよりも木製の方が、オカメインコに喜ばれます。
太さはセキセイインコ用よりも太い、直径16ミリ~22ミリ程度のものがよいでしょう。目安としては、オカメさんが止まったときに鷲づかみした状態で、一周した指同士がくっつかない程度の太さが適しています。
一直線の円筒棒でなくても、ちょっと曲がった自然の木の枝状の止まり木や、太いロープ状のものでもいいでしょう。
複数本入れるときには、ちゃんと飛ぶスペースが確保できるような配置にしてあげてください。
餌入れや水入れはケージに付属しているものを使うのが基本。無駄なスペースを作らずにすみます。
サイドメニューについては、塩土やボレー粉用に小さめの餌入れや、青菜用に細長い容器(菜差し)などを追加します。
糞が入らないような位置に置き、餌入れは特に、水がかからない位置に置きます。
なお、青菜は、ケージの網にクリップでとめてあげるだけでも良いでしょう。
ボクはキュウリ輪切りを洗濯ばさみでとめてもらってるめか
水浴び用の容器(お風呂)としては、よく見かける小判型の陶器製のものは、中型インコであるオカメインコさんにとって小さいと思います。
植木鉢の受け皿などの大きな容器を、お風呂として与えてあげると良いでしょう。
ただし、糞が入らないような位置に置く(止まり木の下を避ける)か、それが無理なら水浴びのときだけ入れてあげます。
オカメインコのおもちゃについては、下記のようにいろんな種類があります。
- ミラー(鏡)
- ブランコ
- リング
- ボール
- ランタン
- はしご
- 鈴
- ビーズ
- 回転するもの
- よじのぼるもの
このようなおもちゃは、ケージの広さを圧迫しない範囲で与えることが大事です。楽しいはずのおもちゃが、危険物になっては、元も子もありませんからね。
また、手乗りさんの場合、外で遊ぶためのバードアスレチックなどもあります。
我が家では、買いすぎたおもちゃは、このバードアスレチックにぶらさげたりしています。
下記のお手入れを毎日してください。
- エサの交換…うわずみのエサ殻を口で吹いて飛ばして少し補充します。ただし、湿気たエサはよくないので、数日ですべて入れ替えるようにします。
- 水の交換…できれば朝晩2回。もし1回だけなら、朝早くによく飲むそうなので、夜寝かせる前の交換が良いかと思います。
- 糞敷きの取り替え…引き出し式になっている糞敷きトレイに入れた新聞紙等を交換します。
- 暗幕の開閉…夜の間かけておく暗幕は、毎日決まった起床時刻にはずしてあげ、毎日決まった就寝時刻にかけてあげるようにしましょう。
あと、定期的なケージ全体のお手入れとして、止まり木やエサ入れ・水入れなどの用具を、熱湯か日光で消毒しましょう。
とにかく、清潔第一ぴく!