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他のペットにくらべると分かりにくいのですが、オカメインコさんも、表情豊かに喜怒哀楽を表現しますよ。
トサカ(冠羽)・クチバシ・鳴き声・頭の振りなど、やはり頭部での表現が多いです。
また、羽毛のふくらみや翼の広げ具合、体全体の揺れなどでも表現します。
主に我が家のオカメインコたちを見ていて気づいた表情で、書籍で調べたりして分かった感情表現について、整理しておきますね。
- うなだれる
手のひらに頭を押しつけて、じっと待つときがあります。これは、「頭をなでて! 掻いて!」と、甘えています。そんなときには、必ずもう片方の手の指で掻いてあげましょう。オカメインコさんがウットリすることマチガイなしです!掻いてあげるのが遅いと、ウチのコは指輪をカチンと突いて催促してきますよ。
- 頭をタテに振る
頭を上下に振ります。「うれしい! 大好きー!」というような上機嫌な様子を示します。飼い主も一緒に頭をタテに振って、オカメになりきってあげましょう(笑)
横を向いて、止まり木をトントンつつきながらのタテ振りは、リズムをとって踊っているようです。タテノリのヘッドバンギングか?^^; - 吐く
頭を上下に振って吐きます。はじめて見ると「なんじゃコレ~!」とビックリしちゃう仕草ですね。慣れないうちは誤解を招きますが、実はこのエサを吐き戻すという行為は、愛情表現の一種なんです。飼い主も一緒に…なんて吐けないですよね(笑) やさしく声をかけてあげて、愛情表現にこたえてあげましょう。 - 冠羽の上げ下げ
「ビックリした! コワい!」というときに主に冠羽が全開します。また、「何だろう?」という好奇心が高まっているときにも冠羽が立ちます。オカメの目を見れば、どっちなのか判断できると思います。
逆に、冠羽が下がると、何かに集中しています。また、何か別のことをしようと企んでいます。冠羽を下げて口を閉じていれば、完全なリラックス状態です。
- 横揺れ+息を吐く
低姿勢で横に揺れながら、「フッフッ!」と息を荒げます。この動作は極度のストレスを示し、近くに怖いものや心配の種が存在しています。新しい置物などを部屋に飾ろうとするだけで、横揺れで怖いと意思表示されることが多いですね。仕事部屋のチェアを新調したら、1ヶ月ほどは、そこに座るたびに肩から離れて行っちゃいます。
また、羽毛をプクーッとふくらませて「フーッ!」と息を吐くときは、怒っています。これに左右の揺れが加わると、威嚇しています。 - 翼全開
ジュディ・オングの『魅せられて』のように(古い? ^^)、翼を大きく広げるのは、自己主張で、ここは自分の縄張りだー、というような感じです。ケージの網にしがみついて広げたり、外に出ているときは、もう1羽のオカメより高い位置まで飛んでいって広げたり。オスだけの仕草でしょうかね? - アジの開き
肩を持ち上げて、前かがみになった姿勢のまま、ウロウロ歩き回ります。それは、オスがムラムラしているときに行う求愛表現です(笑) 通称「アジの開き」と呼ばれ、支配的なイメージを表現しているのではないかと思われます。ウチのオカメ君は、コピー紙や雑誌の紙を見せると、アジの開きのまま歌いはじめます。あ、あんまり刺激しちゃいけないね。^^;
- 首をかしげて何かを見ている。
光の加減で目立つホコリを見ている場合が多いです。菜っ葉などをバサッと落としたときも、片目で下を見るために首を90度傾けます。
- 止まり木にくちばしをこすりつける。
口のまわりの餌を落とすためか、こすれる音を楽しんでいるか、オスのホルモンによる刺激で求愛行動のようなまねをしています。 - 歯ぎしり(くちばしをギリギリならす)。
眠いよー、という状態。