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手乗りオカメインコは1羽で飼うのが基本です。
でも、ずっと1羽じゃかわいそうだし、お嫁さん・お婿さんを迎えて、ジュニアたちを見てみたいな、と徐々に思いはじめるものですよね。
ペットショップでは、すでに繁殖用としてつがいで売られていれば、そのまま繁殖させても問題ありませんが、手乗りオカメインコのペア探しは大変だと覚悟してくださいね。
まず、オカメインコのオス・メスは判別しにくいのです。
相手も手乗りにしたくて、ヒナや若鳥のオカメインコをペットショップで探すとします。
でも、最初のうちはオスかメスか分からないものなので、つがいになる保証ができません。
ちなみに、ウチには時間差で迎えた2羽は、手乗りのオス(笑)
独身貴族めか
独身貴族ぴく
また、オスとメスのペアがそろったところで、仲良くしてくれるとは限りませんよね。
ケンカするようであれば、最初はケージを別にするなどの工夫が必要です。
さいわい、他のインコ類にくらべて激しいケンカをすることはないようです。
同じケージに入れても、しばらくは注意して見てあげましょう。
オカメインコの繁殖シーズンは決まっていません。
1年中お盛んなようで、交尾シーンをよく見かけることになります。
環境条件を考慮すれば、春か秋が繁殖に適していると思います。
決めた時期に、ケージに巣箱(横型のものがベター)を入れてあげます。
発情飼料となる濃厚飼料を多めに与えましょう。
産卵中はボレー粉を増やしてあげます。
卵を抱き始めたら発情飼料はストップします。
オカメインコの産卵は夕方に行われます。
1日置きに計4~7個の卵を産むそうです。
オスとメスが交替で卵を抱きます(抱卵)。
抱卵期間は約3週間前後。
できるだけそっとしておいてあげましょうね。
卵の中からかすかな鳴き声が聞こえはじめると、孵化がまもなく始まります。
孵化したらエサの減りが速くなります。
エサの補給をこまめにしてください。
特に濃厚飼料やボレー粉を多めに入れます。
あと、卵の黄身を指先ほどの分量だけ与えてください。
オカメインコの巣立ちは、生後5~6週間です。
巣立ったら、1人でエサを拾って食べられるようになります。
ヒナを手乗りオカメインコとして育てたい場合は、かわいそうかもしれませんが、生後約3週間で巣から出して、飼い主が差し餌で育てましょう。