目次
シード(穀物の種)が、オカメインコたちの代表的な主食です。配合成分は、《ヒエ・アワ・キビ・カナリーシード》となっているものが多いです。市販のシードには、次の2種類が売られています。
皮むき餌の方が散らからないので便利ですが、それは飼い主の都合。
実は、皮付き餌の方が、栄養価や保存性が高いので、オススメ。
さらに、くちばしの伸びすぎを予防し、なんといってもプチプチと食べる楽しみがオカメインコたちにはたまらないそうです。
と、ウチのオカメたちが言ってるよ。(^^)
嫌いな種をよりわけて外に落とすのも得意ぴくw
「オカメのセレクトミックス」などのネーミングで、オカメインコ用に売られているミックス餌があります。
主食と勘違いしそうなのですが、オカメインコの好物である濃厚飼料(おやつに相当)が多く混ざっていて、売上を伸ばそうと頑張っている商品です(^^;)。
ミックス餌を使う場合は、できるだけ普通のシード(皮付き餌)と混ぜて、濃厚飼料の割合を減らしてあげましょう。
「濃厚飼料」とは、脂質含有量が多いエサのことで、
がこれにあたります。
オカメインコの大好物でもあり、食べ過ぎると当然のことながら肥満になります。食べる量をセーブするようにしつけることは不可能で、与えた分だけ食べてしまいます。なので、あげる量をコントロールする必要があります。
1日何グラムとか具体的な数字でコントロールしてほしいめか
人間と同じで、オカメインコたちも、毎日主食だけじゃ飽きちゃいますよね。
というより栄養が不足しちゃって大変なこと(病気等)になります。
そこで、サイドメニューとして、
などでミネラルを補ってあげましょう。
主食:副食=8:2の割合がよいと言われています。
あとは、おやつ(濃厚飼料)です。毎日少しだけ、飼い主とのコミュニケーションのために与えるのがよいでしょう。
濃厚なおやつとか半生フルーツソフトが大好きぴく!
また、新しい主食としてペレットもよく売られています。アメリカで開発された人工の餌で、主食と副食の両方が凝縮されたもの。フンの臭いニオイがなくなると言われます。
ペレットを導入される場合なら、できるだけ無着色のものを選びましょう。着色されたペレットだとフンが着色され、健康状態をチェックするのが難しくなっちゃいます。
有名どころでは、ラウディブッシュ(Roudybush)やズプリーム(ZuPreem)など。黒瀬ペットフードさんのもあります。
ちなみに、うちのコたちは、ペレットを何度か与えましたが、食べてくれませんでした。
だって、かたいのニガテめか
最後に最重要事項です!
わたしたち人間の食べる調理済みの料理や、加工食、お菓子など、絶対与えてはいけません!
未調理の野菜などでも、オカメインコの飼い方の本を参考にして、あげてよいものかどうかチェックしてからにしてください。
明らかに有害なものとして、たとえば、チョコやアボカドなどがあります。
口移しで食べ物を与えることでコミュニケーションをはかる飼い主さんもいますが、オカメインコの寿命を縮めてまでやる行為ではないと思います。
自分が食べるおいしいものを愛鳥さんと共有したいという欲求は、飼い主さんが克服しなければいけない関門です。
逆の立場(自分がオカメさんに飼われる)で考えてみるとわかりやすいかもしれません。半生フルーツソフトはいけても、塩土は最悪でしょう。
家族同様に一心同体の暮らし方をしたくても、肝心なところでは種の違いを認めなきゃですね。
私が両手をひろげても、
金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
人間同士の差別問題と同じで、結果の平等ではなく存在する権利の平等が確保できさえすれば、みんな違っていて良いのです。